英語 USP(Unique Selling Proposition/ Unique Selling Point)
日本語 自社製品(サービス)の強み
ドイツ語 Alleinstellungsmerkmal
解説
一般的には、ドイツ語の名称であるAlleinstellungsmerkmalよりも英語表記のUSPが用いられる傾向にあります。経営学上の用語としても使用されることがありますが、広義には、他社や従来の製品と比較した時の自社製品(サービス)の特筆すべき強み、として知られています。
こと顧客との関係においては、いかに自社USPを表現し、顧客の認知を高めるかがカギとなることが多いと言えるでしょう。その意味で、USPは自社の強みやリソースに密接に関わったものである一方、表現としては市場や顧客にとっての分かりやすさが求められます。
具体的には、以下のようなものがドイツにおけるUSPの例として挙げることができます:
- 価格の安さ
- ユニーク性
- 仕様の特殊性
- 品質や耐久性
- 生産・納品速度
- 特殊な素材やテクノロジー
- 利便性や汎用性
もっとも、具体的になにがUSPと見なされるかは市場ごと、ターゲットごとによって異なります。特に、B to Bの業界ではことさら、他社にはないユニークな技術やサービスが印象付けられることが多く、ドイツのモノづくり産業が得意とする「Hidden Champion(ニッチ世界の王者)」を量産することに結び付いています。